国立中学受検にも役立つ学習漫画や、子どもが気軽に読める本を集めてみました!
どうせ読むなら楽しいだけの漫画よりも、楽しくて知識が得られる漫画を!
お子さんの好みに合いそうなものを探してみてください。
国立中学受検にはマンガからの知識も役立つ場面がある
国立中学の受検問題は、小学校の学習要領の中からしか出題されません。
そのはずなのに、なぜか難問に感じたりまったく記憶にない知識を問われているような感覚になることも多いんですよね。
それはきっと「考えさせる問題」や「小学校での知識を前提に深く分析する問題」が出ているからだろうと思われます。
国立中学を一本で狙っている人にとっては、日常生活で得られる知識というのはバカにはできません。
「日々の生活を知識を得る場に変えていく」という意識が非常に重要なわけですね。
切羽詰まってきている6年生はまだしも、4年生や5年生の段階では受験生の自覚なんてあまりないはず。
私立受験組とは違い、一般的な国立中学の場合はそこまでがっついていないことも多いですしね。
難関国立中を目指しているのでなければ、子どもの意識は私立組よりは低くなりがちです。
とはいえ、知識を得る時間は長ければ長いほうが効果は高いはず。
受検まで1年を切っている6年生向きではありませんが、まだ時間に余裕がある学年の場合。
知識の地盤を作るためにも、こういった漫画や本を読ませてみてはいかがでしょうか。
いわゆるという学習漫画ではなく、一般的なマンガの中から勉強になるものを選んでいます。
勉強色が前面に出ていないので、子どもに読ませやすいのではないかと思います。
国立中学受検におすすめの学習漫画
1.はたらく細胞
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アニメにもなっているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
『はたらく細胞』は、体内にある主に免疫系の細胞を擬人化したマンガ。
ウイルスや細菌が体内に入ったときに、どのような細胞がどのような働きをするのかということが、コメディタッチで描かれています。
楽しく読めばオモシロマンガ、真面目に読めば学術マンガっていうところでしょうか。
某掲示板の情報によると、愛知県内の国立中学校の家庭科の問題で
空気を通して病原体が体内に入ったことにより起こる感染症を二つ書け
ただし、インフルエンザは除く
という問題が出題されたよう。
なんでインフルエンザを除くのさ!代表例なのに!
と思いきや、これらもきっと家庭科の教科書に書いてあるんでしょうね。
こういう問題に関しては、教科書の内容を忘れていたとしても、『はたらく細胞』を読んでいると比較的簡単に答えられるのではないでしょうか。
ちなみに、この漫画が好きなわが家の次女(小2)はケガをすると
「ママ…!赤血球が外に放り出されて泣いちゃう…!早く止めないと!」
冷静になるとちょっと気持ち悪い小学生ですね。
2.もやしもん
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こちらもアニメ化されている人気漫画。菌が目視できる少年が主人公のマンガです。
何が良いって、この漫画を読むと菌に少しですが詳しくなれます。
「微生物学が学べる!」ということで、学術マンガとしてジャンル分けする方も多いという一作。
一部、小学生に見せるのはちょっと…という表現があるので、読ませるときには親が目を通してからにしてあげてください。
3.ちはやふる
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言わずと知れた有名な競技かるたのマンガ。
私自身がけっこう好きなマンガだし、感動もするし話も面白いしというのもあるんですが、単純に百人一首を何首か覚えられます。
うちの子たちは「ちはやふる~」「花の色は~」などはここから覚えました。
また「一字決まり」などの言葉も、この漫画から知りました。
受検に役立つかは分からないですが、ないよりはあったほうが良いですしね。
4.科学漫画サバイバルシリーズ
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もともとは韓国の学習漫画ですが、いまやアジア全域で発売されている人気漫画。
小学校の図書館にも置いてあるくらいなので、小学生向けの学習漫画としては確固たる地位を築いているのではないでしょうか。
シリーズとしていろいろと出ていて、わが家にあるのは「水」
その他は図書館で読んだり友だちと交換したりして読み進めているようです。
ちなみにこちらのマンガ、コストコでも販売している店舗があり、少しお得に購入できるのでおすすめ。
本の値引きってあまりないので、大量に購入しようと思う場合はぜひ。
5.天地明察
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渋川春海がモデルとなっている小説が原作の漫画版。かの関孝和も登場します。
映画にもなっているんですが、小説や映画よりは漫画のほうが分かりやすいです。
小学生には特に、マンガのほうをおすすめします。
実話がベースになっているので、歴史的に有名な偉人も多数登場。
ストーリーの中でそれを把握することができるので、覚え方としては最上級ではないでしょうか。
江戸時代は受検範囲に含まれていますし、より深い知識を得ることができそう。
6.文豪ストレイドッグス
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こちらは実際にうちの子がハマりまして、その結果「勉強になるからヨシ」とした漫画。
世界中の文豪の名を持つ者たちが特殊能力を持ち、文豪同士で戦うというストーリー。
血なまぐささはあるものの、キャラ設定が非常に良いです。
例えば芥川龍之介。特殊能力名は「羅生門」(芥川作品名)
中原中也の能力名は「汚れっちまったかなしみに」(中原中也の代表的詩)
太宰治の能力名は「人間失格」(太宰作品)
能力名としてその文豪の作品や特徴を覚えられるので、とても役に立ちます。
うちの子は、「赤毛のアン=モンゴメリ」は知りませんでした。
が、「文豪ストレイドッグスで赤毛のアンを出していたのは誰?」と聞くとモンゴメリと分かるように!
日本の文豪だけではなく海外の文豪の名も出てくるので、作家の名前を覚えたい場合にぴったり。
物語としても、高学年なら十分楽しめます。
7.リィンカーネーションの花弁
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※こちらは作品のクセが強いので、子どもに読ませる前にまず親が確認してください。
こちらも『文豪ストレイドッグス』同様に、過去の偉人の才能(能力)を持った者が現代によみがえるという内容。
善行をした偉人もいれば悪行をした偉人もおり、そこでの戦いがメインストーリーとなっています。
偉人をテーマにしているので、その人が何をしたのか?どういう特徴があるのか?を知るには便利。
技名がその人の特徴を表しています。
一例をあげると
アイザックニュートン:技名「重力の実」
シュレーディンガー:技名「猫は選択者」
マクスウェル:技名「マクスウェルの悪魔」
ジョン・フォン・ノイマン:技名「予測演算」
それぞれにその偉人が成し遂げたことに関連することがらが、その人の技名として使われています。
番外編
マンガではないですが、勉強になるなぁと感じた読みやすい本を。
空想科学読本
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「アンパンマンと仮面ライダーが戦ったらどちらが強いのか?」
「『名探偵コナン』や『クレヨンしんちゃん』では、大人と子どもの大きさが違いすぎでは?」
などなど、気になることがらを科学的にクソ真面目に解説しているのがこの本。
議題はばかばかしいものも多いけど、解説は真面目に科学的に行われています。
子どもが披露したい系のネタであることも多く、インプット→アウトプットの流れで知識が定着しやすいのも魅力的。
まとめ
随時更新します。
数年後の中学受検に向けてのおすすめのマンガがありましたら教えてくださいね。
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