もう秋口なので、いろんな塾で模試が増えてきています。
以前、同じ志望校の友だちが通う塾で模試を受けたのはたしか6月。
今回は9月の模試を受けたので、3か月間があきました。
さて今回の模試の結果はどうだったのか?
塾で志望校別模試を受ける!2回目の結果はいかに
そもそも、模試を受け終わって迎えに行ったときの顔がすべてを物語っていました。
うつむき加減な視線。
まったく張っていない声。
そして様子を聞いても右から左になっている態度。
「お前…めちゃくちゃ出来が悪かったんだろ…」
…とは言えなかったですが、その時点ですでに、結果を悟り始めた母。
なんかもう、いろいろ期待し始めると辛くなりそうなので、子どもの感触を信じて「悪かったんだ」と思うことにしました。
そしてその思いは正しく、郵送返却された結果を見ると、うーん……。
良くない。というかむしろ、これは悪いんじゃない?というものでした。
合格判定はC。
これは合格率40~60%というギャンブル的な数字で、今までやってきた勉強に疑問を持ってしまうほど。
塾の先生に聞いた国立中学受検における9月の模試の位置づけ
子ども自身が落ち込んで、この先何をして良いのか分からなくなっていたので、塾に相談の電話を。
このときに勧誘され、秋から塾で行う5回講座に行くことにしました。
もはや「塾ナシ」ではないですね……申し訳ない。
この話はまた次回にでも。
そのときに言われたのは、「9月の模試は気にしないほうがいい」という言葉。
ふむふむ、この言葉『二月の勝者』で聞いたことがある!
いわく、国立中学受検の勉強は、秋までは基礎的な知識をつけることを徹底している。
秋以降、その知識を使ってどのように問題を解いていくかを反復練習させる。
だから、今の時点で国立中学特有の「考える問題」が解けなくても全く問題ない。
今大切なのは、実際の適性検査に近い形で試験に取り組んで、その雰囲気を知ること。
そしてできれば、自分に足りない部分に自分で気づくことだと言われました。
実際、この模試でA判定(合格率80%以上)の子は1人もおらず、みんな似たり寄ったりの結果だったそう。(ほんとかどうかは分からんが)
これから入試までの3~4か月間で、入試問題が解けるようになるまで特訓していくのだとか。
(んで結局、特訓に位置づけされる講座に通うことになったのだ)
現時点でうちの子が国立中学合格のために足りないもの
ガツガツと点数を取ろうという必死さがない。
必死に取り組んでいる私立志望の子ならば、1問でも多く解こうとがむしゃらになるのでしょう。
空欄なんて絶対残さないし、問題用紙へのメモや計算もたくさんあるのではと推測します。
それがうちにはありません。
記号問題の空欄がいくつかあったし、計算問題の書き込みもほとんどない。
なんとしてでも、1点でも多くとろうという気持ちがまったくうかがえませんでした。
これはほんとに嫌な感じ。
メンタルの弱さが露呈
解答と答案を見比べていると、「なんでこれ間違えたの?」というものも。
子どもの学力を過信しているというのではなく、担任の先生をお母さんと間違えて呼んでしまうレベル。
川と書こうとして間違えて海と書いてしまったっていうレベル感です。
聞いてみると、どうやらメチャクチャ緊張してしまってパニック状態だったとのこと。
自分が何を書いているのかも、自分でよく分からないほどだったようです。
本番に弱いタイプ?恐ろしい。
時間の感覚が分かっていない
わが家の志望校は、適性検査が2つに分かれていて、それぞれが40分ずつ。
分からない問題はひとまず飛ばして、分かる問題から解いていこうという話をしていたんですが、空欄がいくつもあるということはですね。
分からない問題を飛ばして、戻ってこれなかったということですね。
40分の時間を、どのように使えば時間が間に合うのか、見直しまで完了することができるのか、まだ分かっていません。
まあでもこれは当たり前。
これから身に付けていくべき課題ですね。
うちの子の場合は、自分でも「時間がうまく使えなかった」と。
作文のときは焦りすぎたし、適性検査ではのんびりしすぎた。
家でも、時間を測って勉強してみようと思いました。
国立中模試の結果を受けて今後の勉強方法を考える
「塾ナシ」と銘打ったくせに、秋から5回コースの講座に通います。
そこでより実践的な勉強をするはずなので、まずは塾のテキストの傾向を確認してから。
それまでは今まで通り、基礎的な知識をもっとつけていかなければと思いました。
そして、日常生活の何気ないやり取りが実は重要なのではないかとも。
国立中学受検には基礎的な知識の網羅が必要だ
今回の模試で、たしか4年生のときにならった分野から問題が出ました。
それほど難しいものではなかったけど、ベースとなる知識を覚えていなければ、おそらくどうにもできなかっただろうなと思うもの。
もっと、基礎的な知識を定着させねば。
例えばわが家、今は6年生のテキストを繰り返ししているんですが、答案を見てマル付けだけではだめかもしれません。
解説を読んで、そこに出ているワードも覚えて理解していかなければ。
6年生の問題は、今までの6年間の積み重ねの結果であることが多いです。
解説には、4年や5年のときに習った知識が前提のように書かれていることも。
それを見て思い出すことも多いはずなので、一緒に見ながら重要部分の確認を。
特に理科や社会の暗記科目はよっぽどそうですね。
国立中受験には日常のさりげないやり取りも重要
以前見たことがあるどこかの国立中の過去問で
乾燥わかめを1袋の半量入れた味噌汁を作ったらおいしくありませんでした。
それはなぜですか?
【答え】乾燥わかめは水で戻すと量が増えるから
解答は一例ですが、ほほう、うちの子は乾燥わかめを水に戻すとかさが増えるって知ってるかいな、と。
家庭科の調理実習で習ってるんでしょうか。
学校によって違うような気もします。
でもこれ、習ってようと習っていまいと、お家でお手伝いしてたら分かることでもあるんですよね。
鍋に野菜を入れるときの順番とかね。「火の通りにくいものから」ってやつ。
家で勉強だけさせてたらヨシではない。
もっといろんな経験をさせなければいけないなと、改めて思いました。
勉強時間を著しく邪魔するようではいけないのだけれど。
加減が難しい。
作文は基本的な注意事項を守る
実は今回、作文がボロボロでした。
実際に書いた作文を見て、今まで見てきたどんな作文よりもへたっぴ。
しかも、質問文を見落としているというシマツ。
本人曰く「頭が真っ白になって急がないとと思ったら気づかなかった」と。
この数字を入れて書きなさいと書いてあるのに、その数字を入れずに書いていました。
前述したように、メンタルの弱さゆえの暴挙ですね。
ほんと、本番じゃなくてよかった。
とにかく、まずは直しやすいところから徹底を。
接続詞の間違いや(何度も言ってるはずなのに!)、句読点の打ち方など。
意識しなくてはいけないことを再徹底。
家ではしっかりできても、環境が変わるとできなくなると実感!
反復練習しかないんでしょうか…。
まとめ
今回の模試は、本当に本番前に分かってよかったと思うことばかり。
むちゃくちゃいい点数を取ってきたらそれはもちろん嬉しいのだけど、今回のケースもそれはそれで「本番じゃなくてよかった」と。
残された時間はあと100日くらい。
100%出し切って当日を迎えられるよう、ここからは全力疾走です!
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