国立中学受検では、小学校の学習指導要領の中に含まれるすべての教科が出題範囲になっています。
そのため、音楽や図工などの副教科も勉強しなければいけません。
ですがやはり主要教科よりは出題数が少ないので、ウェイトは軽め。
今回は国立中学受検をする子向けの、音楽の勉強方法をまとめました!
国立中学受検には音楽のどの分野が出題されるのか?
ちなみにですが、以下の対策はすべて「わが家の志望校」向けに「母親である私が」できるものです。
また、一部の難関国立中学や音楽に特化した中学校向きではありません。
きちんと対策をされている方はぜひ参考程度に、自分で思うやり方を貫いたほうがいいかと思うので悪しからずです。
さて、対策を考えるのであればまずは、どのような問題が出題されるのか?という出題傾向を知ることが何よりも大事。
最初に知っておかなければいけないのは、音楽問題の出題頻度。
これに関しては中学校によって差があるかとは思いますが、総じて言うなら非常に低いですね。
年によって多くて1問~2問。
場合によっては、1問も出題されないということだってあるほどです。
だから音楽をはじめ副教科の学習に時間をさくのは、どう考えても得策ではありません。
「ヤマかけ」というといい方は悪いかもしれませんが、重要な部分だけを短時間で覚えこんで、試験直前にもう一度復習をするっていうくらいで良いのではと思います。
まずは、過去問題が公開されている国立中学及び公立中高一貫校の中から、めぼしい音楽の問題を抜粋してみます。
国立中学や公立中高一貫で出題された音楽の問題例
大教大附属天王寺中
・ト音記号(ヘ音記号)で書かれた音符をヘ音記号(ト音記号)に書き換えなさい
・拍子記号を見て、それに合ったリズムを作りなさい
・自分で作ったリズムに題名とことばをつけなさい
岡山県立津山中学校
・アとイの音符について、アはイの何倍の長さですか
神奈川県立中等教育学校
・資料1の楽譜の3小節目に当てはまる音符を書きなさい
川崎市立川崎高等学校附属中学校
・資料1の楽譜の中で、一番多い拍数演奏されている音を答えなさい
同じような出題内容は省き、美術や芸術などの特別課程ではない学校の検査からの抜粋です。
音楽自体の出題頻度が非常に低く、学校によっては過去5年で一度も出題されていない場合も。
出題される場合でも数年に1回程度、もしくは、他の教科の問題との組み合わせで音楽の知識を問うものが多いように思います。
リスニング問題(放送問題)を取り入れている学校の場合は、
「今から流れる曲に使われている楽器名を答えなさい」
などの出題がなされる可能性はあるかなと思います。
この場合は、小学校の教科書にのっているようなクラシック音楽などが可能性大。
弦楽器を中心にしておくとよさそう。
国立中学受検では音楽は何を復習すべきか
わが家はピアノを習ったことがなく、音楽に触れる機会と言えば、学校の授業かYouTubeかというくらい。
前提がへなちょこなので当てはまらない方のほうが多いかと思いますが。
過去問などを確認し、他校の出題内容も確認し、結論。
「楽譜、読めるようになっとけ!」
音楽に関しては、これで十分ではないでしょうか。
・音符の種類と長さ
・休符の種類と長さ
・ト音記号とヘ音記号
・五線譜への音符書き込み
・拍子記号
・反復記号
あれあれ、思ったよりも少し多い。
絶対的に覚えておかなければいけないのは、音符と休符の種類と長さ。
あとはト音記号とヘ音記号も必要か。
でもこれ以上についてはわが家、覚えるのにものすごく時間がかかってしまいそうなので省略します。
楽譜が記載されていて、1小節分が空欄になっている。
その中にどの音符を入れるか?となったとき、各音符の長さと拍子が分かっていないと書き込みができません。
そしてこういう問題、音楽分野では比較的出やすいのではないかと思います。
ここら辺にしぼってやらせるか。
コメント