国立中学受検に合格した小学生の作文力は?「うちの子は書けない」は気にしなくてもいい

勉強方法

前回、うちの子の国立中学受検結果についてのご報告と、わが家がやってきたこととできなかったことをまとめました。

国立中学受検結果発表!合格のために何をして何ができなかったか
国立中学受検2021年参戦結果。わが家が今までにしてきたこととできなかったことのまとめ。

 

需要があるのかどうかは分からん。

でも、もしかしたら興味のある方もいるかもしれないので、受検終了後の記憶が新しいうちに、それぞれの検査項目について詳しく書いてみようかなと思います。

 

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国立中学受検合格者の作文のレベルはけっこうしょぼい

国立中学の適性検査には、作文が入っていることが多いです。

作文として一つの検査になっていることもあれば、文系の検査の中に含まれていることもあります。

形式によって文字数や時間が少し変わることもあるかもしれません。

どちらにしても、「テーマに沿って」「決められた時間内で」「決められた文字数で」書くという形式です。

 

小学校の授業でも作文を書くことはありますが、採点や評価をシビアにされることはあまりありません。

良い作文に関してはハナマルがつくこともあるかもですが、点数つけられることはないんですよね。

つまり子どもたちにとって、ガツガツに比較され評価される作文は、この機会が最初ということになるんじゃないかと思います。

 

うちの子が受検した学校では、作文の配点はけっこう高め。

学力検査が100点だとしたら、作文は50点です。

作文がボロボロだと、どれだけ他の検査をがんばっても挽回が難しくなってしまいます。

 

「慣れたらうまく書けるようになるよ!」

「回数をこなしていけば、どんなヘタな子でもそれなりに書けるようになるよ!」

どんなテキストでも、こんなふうに書いてあるんですよね。

 

でですね。

これから受検を迎える方たちの中には、多いんじゃないでしょうか。

予想以上に子どもの作文がひどくて、「これは果たして入試日までにモノになるのか?」と思っている方。

 

私も同じことを思っていて、受検勉強を始めた時点では「まぁまぁ最初だしね」と軽い気持ちだったのが、夏になって冷や汗をかきはじめ、秋口には薄ら笑いをし、年末には顔がゆがむ思いでした。(絶体絶命時のカイジのごとく)

直前期でも、親が見て及第点かなと思えたのは5つ書いて2つあれば多いほう。

大半が薄っぺらく、つまらない作文でした。

 

ここで思ったのがですね、「小学生の書く作文のレベルなんてこんなもん」ってことです。

 

わが家は都市部の難関校ではなく、郊外の国立中なので、それも理由の一つかもしれません。

もっとレベルが高い子はきっと、大人も舌を巻くくらいのものを完成させるのでしょう。

が、一般的な国立中学を受検する層の作文は、それほど秀でている必要はないのではないかと思います。

てか、うちにはムリでした。

 

国立中学受検に通用する作文のポイントはなんだろう

「普通では考えつかないようなオリジナリティある意見が書ける」

→これは個人差が非常に大きいと思います。

プラス配点になるのでしょうけど、必須ではないかと思います。

ときどきいますよね。考えもつかないようなことをひらめく天才肌。うらやましい限り。

 

「正しい日本語と正しい原稿用紙の使い方」

→これはまず、大前提として備えておきたい。

ですがうちの場合は、直前まで原稿用紙の使い方は間違ってました。ちっ。

あとはですね、うちの場合は「特定の言葉を繰り返す」というのがありました。

『読書がなぜ大事かというと、読書をすることで、読書をしないと身につかないことを得ることができるからです』

読書、多くね?みたいな。

 

「読みやすい句読点の打ち方」

→場合によっては一人で百人もの作文を読まないといけない検査官のことを思うと、読みやすさは非常に大事かと思います。

同じく、読みやすい字というのも大事ですね!

子どもが作文を書くと、1文が長くなりがち。

これはきっと親が見てすぐに分かることなので、早い段階で直してあげるといいですね。

 

さて以上を見ていただきまして、思わないですか?普通のことじゃない?と。

そうなんです。大人からしてみれば、非常にありきたりで常識的なことばかり。

それでも小学生には難しいんですよ。少なくとも、うちには難しかったです。

 

つまりどういうことかっていうと、国立中志望している子でも、それほど作文がすごくない子もたくさんいるってことです。

自分の子が作文が苦手だとしても、あまり気にしなくてヨシ。

上手な作文書いている子は少数派、大多数は、親が首をかしげながら焦りながらっていうパターンです。

 

国立中学受検の作文は当たり前のことからしていく

本をたくさん読む方はおそらく、作文の質のハードルが上がっていることと思います。

まずはそれを自覚して、レベルをグッと引き下げてください。

子どもが書く作文を読んで、どのように思われたでしょうか。

 

わが家は、6年生になってからの半年間は、1週間に1度は400字程度の作文を書かせていました。

市販テキストや通信教材のテーマを引用しつつ、原稿用紙とストップウォッチを使って。

 

・まずは原稿用紙の使い方チェック。間違えていたらやり直し

・誤字脱字と正しい日本語チェック。間違えたらやり直し

内容について言及し始めたのは、しばらくたってからのことです。

 

でも、大人が気づくようなことを子どもが気付けるはずもありません。

どれだけ薄っぺらい内容でも、作文の体裁が整っていれば(間違いがなくスムーズに進行できていれば)とりあえずはOK。

そこまでできれば、ある程度の点数は取れるんじゃないかと思います。

 

あとは、自分の子どもの書きやすい構成を見つけると、近道になります。

国立中学の作文は、自分の体験をからめて書くものが多いです。

その体験を、どのように入れたら自然なのか?どこで主張したら書きやすいのか?

子どもの作文を一番読んでいるのは親だと思うので、より書きやすい構成を考えてみてください。

 

書きやすいと感じれば、おのずと時間に余裕ができます。

時間に余裕ができると、考える時間が生まれます。

「薄っぺらい作文」というのはつまり、考える時間がなくて考えていないってのもあるかと思います。

子どもなりに内容の詰まった作文にするには、どのように考える時間を確保するのかというのも重要かなと思います。

 

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まとめ

なんだか取っ散らかった内容になってしまいました。すみません。

言いたかったのはですね、

・倍率6倍以上だった国立中学に合格したけど、うちの子の作文力は低いと思った

・子どもたちの作文ってそれほどレベルが高いわけじゃないかもしれない

・当たり前のことを当たり前にする

・今子どもの作文で焦っているママ、たぶん大丈夫だと思う

ということでした。

 

まだ入試までに時間があるという場合には、今のうちに基礎を身に付けておくと後が楽ちんかもです。

幸い今は、通信講座でも市販テキストでも、作文の教材って多いです。

早いうちに対策しておくと安心。

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