国立中学受検するなら習い事はやめるべき?作文や面接に活かせるのはむしろ校外活動ではないか

2人目国立中学受検記録

中学受験と習い事の両立は兼ねてから賛否両論があり、難関校になればなるほど、受験開始と同時に習い事を辞める率が高くなるのではと思います。

気分転換の一種として続けさせる方もいますが、中断や休会扱いにすることも多いですよね。

難関中学への挑戦ならばそれが普通なのだろうと思いますが、国立中学の場合は「辞める=ナイス判断!」ってわけではないのではと思うのです。

 

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国立中学受検に習い事は不要か?私が考える活用法

当ブログの他記事を読んでくださった方はご存じかもしれませんが、以下、都心部の難関国立中を想定しているわけではありません。

あくまでも郊外の一般的な国立中学受検を前提にしているので、悪しからずです。

 

わが家の地域では、国立中学の受検開始時期は5年生か6年生です。

中には私立コースに入って4年生から頑張っている子もいますが、国立一本で臨む子は、5年か6年から受検対策をはじめます。

そんなわけで、国立中学を目指すと決めたら親としてはまず、「習い事をどのように続ける、もしくはやめるか」という選択をしないといけません。

塾に通い始める子もいるだろうし、そうじゃなかったとしても、「週4で習い事なの」状態では、勉強時間の確保だけでなく子どもの体力が持ちません。

 

受検時期はどうしたって、習い事の取捨選択が必要ですね

ただ個人的には、多すぎる習い事は整理なくちゃですが、そうでないなら続けていてもいいのではないかと思っています。

子どもの気分転換とかモチベーションアップとかそういうのもありますが、何よりも受検に役立つんじゃないの?と思うからです。

 

国立中学受検には習い事の経験が活かせると思う件

うちの子の場合はそもそも習い事の数が少なかったというのもありますが、受検を始めても習い事はやめませんでした。

さすがに風邪をひくのが怖かったので入試前1か月は休みましたが、それまでは普通に通っていました。

 

例えば「あと半年で入試!」というときに習い事を再開する必要はないし、意味はない気がする。

ですが今4年生や5年生で、習い事をどうするか悩んでいるのなら、受検に活用できそうな経験を手に入れてからでも辞めるのは遅くないのではと思うのです。

「活用できそうな経験」なんて打算的ですね。うむ。受検脳になると母親なんてこんなもんです。

 

さてでは、「受検に活用できそうな経験」って何ぞや?という。

上の子の受検を一度経験しただけのペーペーなので参考程度にしておいていただきたいのですが、習い事で得ておきたいのは

・地道に努力することで得られるものがあるという実感

・細微の違いで物事の評価が大きく変わるのだという実感

重要なのは上記の2点ともに、子どもの実感が伴っているということです。

 

なんとなくですが、上記は学校生活でよりも習い事のほうが得やすい気がします。

そして「こうしたらこうなった」という因果関係が、子どもにとっても分かりやすい気がします。

1点目はスポーツ系の習い事で得やすく、2点目は芸事系の習い事で得やすそうです。

 

習い事の経験を受検にどう活かすのか?

習い事での経験が主に活きるのは、作文と面接です。と思ってます。

上記2点の経験があれば、だいたいのことは応用して何とかなっちゃう気がしてる。間違ってたらすみません。

 

作文

国立中学によく出る作文の形式は、「自分の体験に落とし込んで書く」というもの。

結論の根拠として自分の体験をからめると、わりかしスマートになるんですよね。

国立中学受検に合格した小学生の作文力は?「うちの子は書けない」は気にしなくてもいい
国立中学受検に合格する子の作文力はどれくらいか?子どもの文章力ってそれほど難易度が高いものじゃなくてもいいと思った話。

 

上記のリンク記事にもありますが、誤字脱字や原稿用紙の使い方などは、書き慣れていくうちになんとかなっていきます。

いつになっても難しいのは、「どの体験と組み合わせるか?」ということです。

うちの子の場合は特に、いつまでたってもちぐはぐで、思いつかなくて時間オーバーばかりでした。

 

だから「こういう系統のテーマだったら、全部この体験でいけるよね」っていうのがあると、非常に楽ちん。

その中でも汎用性の高いのが、習い事で得られる経験ではないかと思います。

いわゆる「継続は力なり」と「小事が大事」というやつですね。

 

また、「コツコツがんばったらできるようになった」という成功体験の裏には、「がんばらなかったときはできなかった」という側面があるわけですね。

同じく「小さいところまで注意してやったら評価を受けた」という裏には、「小さいことをないがしろにしていたら評価されなかった」という経験があるわけです。

実感が伴った経験ならば、そのときの悔しさや悲しさ、喜びまでが非常にリアルなのではと思います。

 

この経験は、どこを切り取るかによって様々な気持ちを表現することができます。

努力前であれば、後悔や嫉妬の気持ちがあるかもしれません。

努力中であれば、うまくいかないもどかしさや辞めたくなることもあるでしょう。

報われたときは、喜びや達成感、やりがいなどがあるはず。

経験する感情の種類としては非常に多く、そして分かりやすいです。

 

すべての作文テーマに応用できるというわけではないですが、かなり有用ではないかと思っています。

 

面接

面接では、作文よりもさらに応用しやすいです。

・今までで一番心に残っていること

・今までで一番がんばったこと

・今までで一番悔しかったこと

・今までで一番うれしかったこと

このあたりはすべて、習い事の経験だけでOKですね。

 

「ずっと試合で勝てず悔しかった」→「家で毎日決めた分の練習をコツコツ継続した」→「先生に褒められたor試合で勝てた」

こんな筋道があれば、けっこうすんなりと話すことができるんじゃないでしょうか。

 

面接では何を聞かれるか分からないので、事前に対策をする方がほとんど。

でも対策する数が多くなればなるほど、覚えきれなくてパンクしちゃうんですよね。

応用できる経験を持っておけば、暗記する必要はなくなりますし、自信にもつながります。

 

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まとめ

わが家は1人目の受検が終わり、今は2人目の受検に向けてボチボチと歩き始めているところです。

偉そうに言ってますが、わが家の本番も数年後に訪れます。がんばろ。

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