2020年現在、感染症のリスクは下がることなく、今までの入試形態も変わらざるを得ない状況が続いていますね…!
国立中学受検に関しても同じで、ディスカッションや集団面接などが中止になる可能性もあります。
もしそうなったとしたら、「適性検査+作文+内申点」が合否のすべて。
作文にかかる比重が上がっていくのではないかなと思っちゃうんですが、どうなんでしょうか。
国立中学受検の作文はその学校ごとに書き方に違いがある
国立中学校の受検には、多くの学校で作文の問題が出ます。
資料の読み解きから自分の考えを記述したり、かなり抽象的なテーマから書き上げたりと、各学校、各年度によって趣向は違うようですが、出題されない学校はかなり少ないのではないでしょうか。
学校側が欲しい人材によって、「この中学校の作文はこのように書く」という暗黙のルールみたいのができあがっているのかもしれません。
さてわが家、少し前に塾が行っている志望校のオープン模試に行ってきました。
オープン模試なので塾生以外にも門戸が開かれており、かなりの人数が参加する非常に規模の大きい試験です。
この模試ではありがたいことに、作文の添削も行ってくれました。
わが家にとっては初めての、志望校に沿ったプロの先生による添削です。
回答は、先生が赤ペンで良い部分を褒め、悪い箇所を修正が記載されたものを返却してくれます。
ベネッセの赤ペン先生っぽい感じと言えば分かりやすいでしょうか。
こういう先生からの修正を見て、「塾の利用方法として作文講座はアツい!」と思ったシダイ。
国立中学対策をしている塾では、半期ごとくらいに単発の作文講座をしていることももあるんですが、一度行ってみようかと思いました。
中学校ごとの求める作文を知ることの大切さ
わが家、実は作文についてはあまり心配していませんでした。
うちの子はわりと作文を得意としていて、何度も家で練習していたのを読む限りでは、親が見ても「まあいいんじゃない?」というレベルだったんですよね。
ちょっとクセがあるフランクな言葉選びをするものの、全体的にはまとまっているんじゃないかと思ったんですよ。
ですが、模試で返却された作文にはこんな文言が。
「こういう文章は○○中学校では評価されません」
な、な、な、なんと!!
母子ともに、検査よりは自信があった作文において、まさかの全否定!
子どもはへこんでいましたが、私はただただ「良かった」と。
今の時期、修正可能な今のタイミングで知って本当に良かった…!
これが入試1か月前とかだったら、もう書き方を変えるのは難しいかもしれません。
今ならまだ、日々の積み重ねでなんとか修正していけそうな気がしないでもない。
一部の国立中学校では、過去問の模範解答を掲載していることもありますが、わが家の志望校は問題のみの販売。
「作文は本人の解釈次第で正解はないから」というのが理由のようですが、それだとこちらはどんな作文が高評価を受けるのかが分かりません。
なんとなく親が読んで可否を決めてたんですが、それが学校の評価軸とかけ離れてるっていうこともあるわけですね。
塾は今までに合格者の作文も不合格者の作文も、たくさん見てきていることでしょう。
だいたいの傾向から「この学校はこういう作文が合格しやすい」っていうデータを持っていて、それを元に添削してくれるのは非常にありがたいです!
適性検査よりも作文のほうが学校の特徴が出るのかもしれない
今の志望校に決める前に検討していた公立中高一貫校がありまして、過去問を持っています。
国算理社の検査問題を見てみると、そこまで大差はないかなというのが正直なところ。
出題範囲が「小学校の学習要領内」に限られていることから、同一難易度の学校は似通った問題になるのかもしれません。
ですが、作文は違うのだなと。
うちの子の作文、おそらく評価を受ける学校もあるんじゃないかと思います。
強い個性を求める学校とか、文体の面白みに評価をしてくれる学校とか。
ですがその一方で、きちんとした枠組みの文章の中で自分の意見を表現することに、もっとも高い評価をくだす学校もあるわけですね。
定期的に通塾していない受検生の親としては、必ず知っておかないといけない部分。
書き方の練習を行うだけでもらえる点数が増えるのだったら、絶対にしておかなきゃです!
わが家は今回、「読みやすい・書きやすい作文」から「しっかりとした真面目な作文」へのシフトチェンジを。
そしてこれって、以前使っていた作文のテキストに沿った練習で培われそうだなと。
実は一度作文のテキストをやった後に、新聞を使って練習させてたんですけどね。
私が「読む人が読みやすいのを書くように心がけなさい」って、いらんことを言っちゃったんですよね。
むむむ。
やっぱり基本に忠実にやっていくべきでした。反省。
国立中学作文対策としての塾利用
近くの塾で、2か月に一度「○○中学作文講座」なるものをしているよう。
主に通塾生を対象にしているもののようですが、塾生以外の受け入れも行っているのだとか。
料金が安かったので、次回に参加してみる予定。
子ども自身が講座を通して気づくものがあれば一番良いのだけど。どうなるやら。
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