今これを書いている金曜のお昼。
うちの子の本命校でもあり、唯一受検する1校の入試がなんと明日です。
本格的に家事に手がつかず、狭いリビングをグルグルと周りながら負のオーラを漂わせている母(アラフォー)です。
本当に、ただただ不安な心境を吐露するだけです。
気を悪くされる方もいらっしゃると思うので、「本命校入試前日のメンヘラ母の心境(笑)」くらいの生暖かい目でご覧ください。
国立中学本命校入試1日前!母の心境は二転三転してしんどい
皆様、出産のときのことを覚えていらっしゃるでしょうか。
臨月になって、「陣痛怖い」「促進剤怖い」いろいろ不安が絶頂になる時期があって、その一方で「ここまできたら生むしかない」「覚悟はできてる!」と腹がくくれてきたり。
妊娠期特有のホルモンバランスがそうさせるのか、母は強しとそれでも不安な気持ちが混同させているのか。
分からないけど私、今出産直前のような非常に情緒不安定な感じになっております。
例えるならカイジの鉄骨渡り。
高層ビルにかけられた幅10センチほどの鉄骨を、命綱なしで渡るアレですね。
(こんな微妙なたとえが思いつくほど病んでるのだ)
「絶対ダメだ…落ちちゃう…」と「いや、もしかしたらできるかもしれない…!」の両方の気持ちが錯綜。
落ちると思って渡っても成功しないと分かっていても、自分の気持ちに保険をかけたいこの心境。
自己防衛のためにムリだと思おうとしても、なお「もしかしたら」にすがりたい心境。
合格基準が分からない学校を受けるしんどさ
本来だったら、過去問をしたり模試を受けたりっていう中で、合格できるかどうかのラインって分かるものではないかと思うんですよね。
私立中学受験に偏差値があるように、「これで受かったらラッキー」「箸にも棒にもかからん」「余裕っしょ」的な。
これをきっと、チャレンジ校、本命校、滑り止めという表現をするのだと思います。
ただわが家が受ける国立中学、この基準が定かではありません。
記述式の問題が多く一問一答形式の問題ではないため、解答が一つに絞られません。
部分点のようなものも多く、私の採点が正しいかどうかすらも分かりません。
そのため、過去問をしても、その点数が正しいのか分からないんですよね。
ネットではいろんな情報が錯綜していて「〇割とれたら合格っしょ」とか書いてあるけど。
それが本当かどうかはさておき、まず自分の子の点数があってるかどうかが分からん。
明らかに間違えているものは分かるけど、それ以外の微妙な解答に関してはまったくわからん。
作文だって、基本的な原稿用紙の使い方や誤字脱字、日本語がおかしいなどは分かる。
ただそれが、どのくらい減点されるのか、どの内容でどのくらいの評価になるのか。
分からないので、点数のつけようがありません。
自宅でやった過去の入試問題も、塾で受けてきた模試すらも、当てにしてもいいのかどうかわからん。
もし、「今の状態ならキツイ」ということが分かっていれば、母子ともに入試に対する気持ちは変わるでしょう。
とにかく全力を尽くして、受かったらラッキーと思うことができます。
でもあやふやな状態では、必要以上に予防線を張ってしまうし、合格を夢見てしまう。
倍率の高さを関係ないと思ってもやはり思う不合格者の多さ
うちの子の志望校は、倍率がだいたい6倍ほどです。
人気校ということもありますが、国立中学校が乱立している地域ではないゆえの志願者の高さかなと思います。
この地域で、国立中学を受けたいと思うのならここしかないからです。
私立のように「ここは無理だからこっちを受けよう」がないんですよね。
ムリでもなんでも、国立はここしかないからここを受けるっていうスタンス。
それを考えると、高倍率は気になるものの、実際に合格圏にいる子の実質的な倍率は2倍~3倍ほどに落ち着くのではないかと思います。
まったく勉強せずにのぞむ子もいるでしょうし、突撃受検や記念受検層もいるかと思います。
ただそうはいっても、6人中5人が落ちてしまう入試。
6分の1の合格よりも、やはり6分の5の不合格ばかり考えてしまう。
しかもここで落ちたら、他に受けるところはない。
地元の公立中学が悪いとは思わないけど、子どもの努力が合格という形で報われたらと思う。
それでも子どもは強い。前日の母親にできることは少ない
で、子どもはどうなのかというと、かなり吹っ切れている様子。
「緊張するなぁ」とはいうものの、いつも通りのことを淡々と進めています。
荷物の点検と食事作り。
これくらいしか、前日の母親にできることなんてない。そう思うとちょっと切ない。
わが家の子、冬休みに入ったあたりから怒涛の勉強が始まりました。
それこそ、食う・寝る・トイレ以外はすべてを勉強時間につぎ込むくらいの、真面目な受験生でした。
ここまでがんばったら、不合格だったとしても悔いはないだろう。
そう思う一方で、例えば夏休みのあの日、母親としてもっとできることはなかっただろうか。
社会や理科の暗記科目、何か手伝えることがあったんじゃないか。
あのときもっと違う声掛けをしていたら、より万全の態勢で臨めたのではないだろうか。
どうしようもない今になってから、後悔することも多々あります。
今後悔しても後の祭り。
この気持ちは、数年後の下の子が受検したいと言ったときに役立つのかもしれないですけど。
入試後に笑って帰ってきてほしい。今はそれだけ願う
勘違いでもなんでもいいから、入試後に迎えに行って最初に見る顔が笑顔であってほしい。
「がんばった」「やりきった」と言って帰ってきてほしい。
その手ごたえが勘違いだったとしても、精一杯やってきたことを誇って帰ってきてほしい。
もしそうなら、きっとがんばって勉強してきた1年間は無駄じゃなかったと思える。
いや、思えるのは私か。どこまで行っても、親のエゴだけ残る。
どうかどうか、青白い顔で帰ってきませんように。泣き顔でありませんように。
明日の今頃、あの子の鉛筆がよどみなく進みますように。
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