塾なしで国立中学受検を考えている方へ。塾の効率的な利用方法

国立中学受検コラム

「塾なし」で考えているのに「塾の効率的な利用」ということで、なんとも相反している感が満載ですね。

うむ、確かにそうである。

ですがわが家が1校のみの受検となる国立中学を受検して(執筆時現在、合格発表はまだなのだ)、塾不要論でガチガチに固まるのはもったいないかなと思いました。

あくまで私の個人的な意見にすぎないので、参考までに。

 

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1校のみの国立中学受検で考えるべきことは悔いを残さないこと

都市部に住んでいないわが家にとって、国立中学を受検先に選んだ時点で1校のみの受検になります。

国立中学や公立中高一貫校が近場にいくつもある都心部であれば、複数校の受検が可能なのかもしれませんが、田舎町のわが家では受検資格がある距離にある学校が1校のみ。

おのずと、不合格になれば地元の公立中学校という選択肢になります。

 

そもそも、授業料が公立中とそれほど変わらない国立・公立中高一貫校は人気が高く、高倍率になりがちです。

検定料も、私立に比べると非常に安いですしね。

金銭的な障壁がほとんどない状態なので、突撃受検や記念受検も多いかと思います。

 

そして、受検に対する心構えも千差万別。

・親子で本気で合格をのぞむ本命ガチ勢

・私立併願勢

・合格を望んでいるがそれほど重くはないライト受検

・地頭レベル高めのノー勉受検層

・記念&突撃受検

 

みんなが等しく合格したいという気持ちなわけですが、そこにかける熱量はそれぞれです。

あからさまに自分でも気づいている場合もあれば、他人と比べて実は自分てこんな熱量だったんだと気づくことも。

 

でですね、こういう中学受検ブログを見たりしている方の多くは、合格を熱望している家庭だと思うんですよね。

子どももがんばってる、親もサポートを懸命にしてる、そういう方たちなのではと思います。

 

でも、倍率はクソ高いわけですね。

4倍以上であることは普通ですし、学校によっては10倍近くなることもあります。

これってスゴイことで、40人学級総出で挑んでも、4人だけ合格して36人落ちちゃうわけです。

ここまでくるともはや、落ちるのが普通という状態になるんですね。

 

こういう学校を、しかも1校のみ受検させて合格しようとがんばるからには、「入試後の悔い」を残さないようにすることが重要だと思います。

これは私もずっと意識していたこと。

不合格を知ったとき、「実力不足でした!」と胸を張って言えることが目標でした。

 

実際には運もあるだろうし、縁もあるんでしょう。

でもそれを言い出すと、子どもの努力が無駄だったと間接的に言ってしまうような気がしちゃったんですよね。

全力を出して、すっきりした顔で帰ってきて、やるべきことは全部やってそれでダメなら、辛いけど、きっとこの受検生活は無意味ではありません。

 

さて、前フリが非常に長くなったんですが、この「悔いのない」「やれることはすべてやった」という状態にするためには、塾を効率的に利用することもいいのではと思います。

 

国立中学受検には塾が必要か不要か論

※あくまで地方の国立中学のことで、難関国立のことではありませんので悪しからず

 

学校にもよるんでしょうけど、出題範囲が小学校の学習要領内に限られている国立中学では、しばしばあるこの議論。

私も以前に私見を書かせていただきました。

国立中学受検に通塾は必要か不要か?現6年母がリアルに思うこと
ときどき議論される、国立中学受検には塾が必要か否か。現6年生、入試を目前に控えた子の母がリアルに思うこと。

 

当時はまだ入試が終わっておらず、普段の勉強具合からしか判断してなかったんですよね。

でも今は、入試が終わって吐きそうになりながらの発表待ち。

入試問題を見て、そこに書いてある子どもの計算やメモを見て思うのは、塾はある程度利用したほうが安心なのはないかということ。

 

実際にはおそらく、子ども自身の能力の高さゆえに塾に行かずに合格を勝ち取れる子もいるのだと思います。

ですが、わが家の子は平凡。

親の欲目で見たとしても、秀でた能力は今のところ感じることはありません。

そういう子にとっては、「塾で対策をした」ということがプラスになるのではと思いました。

 

もうちょい突っ込んで

で、今年度のうちの子の志望校の問題を見て思うのは、やはり前提となるのは知識。

国立中学の問題は、一問一答形式ではなく考え方や表現力を問われます。

が、それもすべて元となる知識があればこその話。

「私立みたいな問題は必要ないのよ」と思う方もいるかもですが、どんだけ頭が柔らかくても知識がなければ解けないです。

 

このベースとなる知識については、塾に行かなくても自宅の親塾で十分かと思います。

もちろん、「親が何言ったってやる気でないぜ」なタイプの子は塾のほうがいいです。

自宅でコツコツできる子はってことです。

 

そして受験直前期。

これはだいたい、3か月前くらいからでしょうか。

このあたりから、持っている知識をベースに、その学校の傾向にあった問題を解いていくことになるかなと思います。

 

親が過去問を確認して、それに合った問題をいくつも持ってこれるor作れるのであれば、最後まで親塾でOKかと思います。

それが難しいと感じるのであれば、塾の講座などで予想問題をゲットするのがいいかな。

わが家がこのパターンですね。

かなりの量の予想問題が配られたので、勉強する内容に困ることはありませんでした。

 

つまりですね、塾が必要かどうかは子ども次第で親次第。

塾なんていらねぇよと息巻く方もいますが、わが家は最後の最後、ちょこっとですが利用させてもらって、良かったなと思っています。

親も子も、できることをやりきったと思うことができました。

 

他の受検生との比較ができるのも塾

自宅勉強では計れなかった、他人との位置関係が比較できるのも塾のメリット。

思っていたよりも自分が下であれば、ちゃんと焦ることができる。

思っていたよりも自分が上であれば、今後のモチベーションにつながる。

 

わが家も模試を受けましたが、ふんどしを締めなおす機会になりました。

いや、当時は散々な結果にすっかり意気消沈だったんですけど。

 

国立中学受検と塾の利用

あくまで私見ですが、

・地頭の良い子(得た知識をもとに自分で考え表現できる子)

・注意深く、質問の意図を理解することができる子

・文章力がある子

・小学校で学んだことをきっちりと理解し覚えている子

 

こういう子は、自宅での教材選びが正しくできるのなら塾の手を借りる必要はないかなと思います。

 

こういうタイプの子でも、面接がある場合はある程度の練習が必要かなと思います。

物怖じせずハキハキしゃべれるタイプでも、数回は練習したほうが安心です。

逆に、自宅だけで勉強して受検することに少しでも不安があるのなら、スポットで受講できる講座などを利用するのもいいかも。

どんな塾でも一応は、プロの方たちが正しいと思っているものを教えるわけなので、モチベーションアップにもつながります。

親自身も、今後の勉強計画の見直しにもつながりますしね。

 

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まとめ

わが家現在、絶賛発表待ち期間です。

悔いのない顔で帰ってきてはいるものの、問題用紙のメモをこっそり確認すると、どうも芳しくない気配がしています。やばし。

不合格後はおそらく、数日間は虚無の中にいると思うので今のうちに書いてみました。

今後の受検生に幸あれ。

 

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