わが家の志望する国立中学校の入試には作文があり、苦手意識を持っている子が多いことから、対策に困ることもしばしば。
どんなふうに書けば評価が高いのかが分からないので、親が指導するにも方針がなかなか決まらないんですよね。
内容の評価はどのように決まるのかは分かりませんが、「これは絶対減点だよね」というものもあります。
文法や表記の誤用のまとめです。
基本的には自分のための忘備録なので、修正追加なども随時行いますのでご了承ください。
国立中学受検の作文で絶対にミスしてはいけない文法や表記まとめ
子どもの受検のためだけってわけではないですが、私は現在、高校生向けの小論文の添削員をしています。
基本的には大学入試対策用なんですが、私はまだペーペーなので、本格的な入試対策ではなく、1年生や2年生の「今から小論文スキルをあげようぜ」という子たちを中心に見ています。
高校生と小学生ではガッツリ比べることはできませんが、国立中学入試の作文は、どちらかというと小論文寄りです。
はっきりと小論文として書かなくてはいけないわけではないですが、作文ではいけません。
境界はあいまいだけど、「小論文まで厳しくはしないけど作文はやめてよね」という雰囲気ではないかと思います。
でですね、上記リンク記事でも書いたんですが、各校に作文の採点基準は存在しているはず。
ざっくりしたものではなく、たぶん「これが書けてたら〇、明記できてなかったら×」みたいなやつ。
複数の人が採点する以上、裁量が入る余地を少なくしておかないと不公平ですもんね。
そんな中、誰が見ても分かりやすく点数をつけることができるのが、文法や表記ミス。
代表的なので言うと誤字や脱字、送り仮名や仮名間違いです。
点数に差をつけなくてはいけないため、ここらへんは確実に減点対象になるかと思います。
つまりこの部分は、内容と関係なく得点できる部分。
作文が苦手であればあるほど、ここの点数は落とせません。
ということで、文法や表記のミスを中心にまとめました。
私が、自分の子どもに分かるかどうか試せるように、問題形式になっています。
あくまでも個人使用のための忘備録なので、使われる場合は軽い気持ちでどうぞ。
※誤字の表現が難しいので割愛してます。
※事例はよくあるものを抜粋しています。
※小学生の作文で指摘されそうな部分を抜粋しています。
送り仮名、仮名遣いの誤用
仮名遣い
1.小学校の近くには、丸山商店とゆうところがあります。
2.両親の優しさをうっとおしく感じることもありますが…
3.私がスポーツが好きだと気ずいたのは、5年生のときです。
4.大事なのは1つづつやり遂げることです。
5.先生の言うとうりだと思いました。
6.友だちどおしならきっと仲良くなれるはずです。
7.私はとてもはづかしい気持ちになりました。
8.学校のルールにもとずく行動をしなければなりません。
送り仮名
1.幼ないころから、私は父が大好きでした。
2.こんな恐しいことはありません。
3.給食を残こすことのないよう、しっかり食べています。
4.先生の話しをよく聞きます。
5.短かいながらも充実した日々でした。
6.私にとっては難かしいことでしたが、努力することができました。
文章表現や文体
文体
1.私の将来の夢は、トリマーになることです。自宅で飼っている犬の毛を、自分できれいに切ってあげたいと思ったからです。ですが、トリマーになるためには努力が必要だ。しっかりと勉強をして、知識をつけなければいけないからです。
話し言葉
1.あっちでも祭りをしていたので行ってみました。
2.サッカーのシュートを一発で入れることができました。
3.中学校では、いろんなことを学びたいと思っています。
4.うざい言い方をしてはいけないと思いました。
5.席を移らさせてもらえないかと頼みました。
6.姉のノートに書かしてもらったときに、気づいたことがありました。
7.こないだの授業参観のときに、父に言われました。
8.友だちをしかとするようなことはよくありません。
9.一生懸命走りました。なので間に合いました。
10.なんでそうなるのか、私には分かりませんでした。
11.よっぽどのことがなければ、先生はそう言わないはずです。
文章表現全般
1.自分の夢は、宇宙飛行士になることです。
2.私の夢は、困っている人に手を差し伸べ、その人たちを笑顔にします。
3.小学校の一番の思い出は、6年生のときに修学旅行に行きました。
4.なぜなら、他の人に比べて私はそれが大好きです。
5.休日にはいつも、本を読んだり手紙を書いて過ごしています。
答え
仮名遣いの答え
1.小学校の近くには、丸山商店というところがあります。
2.両親の優しさをうっとうしく感じることもありますが…
3.私がスポーツが好きだと気づいたのは、5年生のときです。
4.大事なのは1つずつやり遂げることです。
5.先生の言うとおりだと思いました。
6.友だちどうしならきっと仲良くなれるはずです。
7.私はとてもはずかしい気持ちになりました。
8.学校のルールにもとづく行動をしなければなりません。
送り仮名の答え
1.幼いころから、私は父が大好きでした。
2.こんな恐ろしいことはありません。
3.給食を残すことのないよう、しっかり食べています。
4.先生の話をよく聞きます。
5.短いながらも充実した日々でした。
6.私にとっては難しいことでしたが、努力することができました。
4の「話」は、名詞で使うときは「し」が不要。
動詞で使うときは「話しました」のように「し」を入れます。
文体の答え
1.私の将来の夢は、トリマーになることです。自宅で飼っている犬の毛を、自分できれいに切ってあげたいと思ったからです。ですが、トリマーになるためには努力が必要です。しっかりと勉強をして、知識をつけなければいけないからです。
国立中学入試の作文は、「ですます調」でも「である調」でもどちらでもいいと思いますが、混在するのはNG。
どちらかに統一しないといけません。
話し言葉の答え
1.あちらでも祭りをしていたので行ってみました。
2.サッカーのシュートを一度で入れることができました。
3.中学校では、いろいろなことを学びたいと思っています。
4.嫌な言い方をしてはいけないと思いました。
5.席を移らせてもらえないかと頼みました。
6.姉のノートに書かせてもらったときに、気づいたことがありました。
7.先日の授業参観のときに、父に言われました。
8.友だちを無視するようなことはよくありません。
9.一生懸命走りました。だから間に合いました。
10.なぜそうなるのか、私には分かりませんでした。
11.よほどのことがなければ、先生はそう言わないはずです。
小学生は、作文に話し言葉を書きがち。
どこまで減点対象になるかは分からないですが、親が見て「あれ?」と思うものは直しておいたほうが安心です。
直し方は何種類もあると思うので、文脈に合わせてください。
文章表現全般
1.私の夢は、宇宙飛行士になることです。
2.私の夢は、困っている人に手を差し伸べ、その人たちを笑顔にすることです。
3.小学校の一番の思い出は、6年生のときに修学旅行に行ったことです。
4.なぜなら、他の人に比べて私はそれが大好きだからです。
5.休日にはいつも、本を読んだり手紙を書いたりして過ごしています。
主述のねじれ、「なぜなら~からだ」「~たり、~たり」は、よく間違える部分。
まとめ
随時更新中です。
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