中学校によって出題傾向が違うことはもちろん前提ですが、それにしても社会の問題って特徴的ですよね。
いやどうでしょう、みなさんのお子さんの志望校はそうではないでしょうか。
うちの子の志望校は社会がわりと変則的な気がして、勉強方法が難しいです。
できるだけ楽しみながら知識がつけられるよう、『るるぶ都道府県大百科』をゲットしました!
国立中学受検の社会対策が難しい。わが家はるるぶで挑戦!
国立中学校の適性検査では、一問一答式の問題はほとんど出ません。
出題傾向としては、「一問一答の解答をもとに考える」という感じではないでしょうか。
もちろん考える能力をつけることは問答無用で必要なわけですが、その前に前提となる「一問一答の知識」がないことには、もう箸にも棒にも掛からぬわけですね。
で、うちの子は、歴史は好きなんですが地理関係はとても苦手。
山脈や河川はもちろんのこと、
「この県には○○遺産がある」「○○の生産量が全国1位」「○○城がある」
こういう、教養ともなりそうな分野が非常に苦手です。
つまりは単純に「興味がない」っていうことなんでしょうね。
受検生とはいえ、縁もゆかりもない場所に関心を持つのは難しいとは思いますが…><
それが分かっているのでこちらの記事でも宣言したとおり。
社会の縦断的な知識を身につけるためのマップを作成しているわけですね。
まだ作成途中ではありますが。(早くせねばいかん)
ですがそもそも興味のない分野。
ちょっとでも楽しみながらできる要素をと思って、こんな本を買ってみました。
旅行のときに使う『るるぶ』の全国バージョン。
私立中学校の子には情報量が少なすぎるんだろうと思いますが、見た感じ、小学校の学習要領内のことはカバーできていそうな感じ。
写真が多く使われていて、読み物として成立しているので、少なくとも読むのに苦痛は伴わないだろうと思います。
るるぶ地図でよくわかる都道府県大百科レビュー
こちらが目次。
各地域ごとの地図と、その地域内の都道府県の詳細が掲載されています。
そして間に、世界遺産やグルメなどの特集ページがあるという感じ。
全126ページあるので、わりとボリュームがあります。
見開き1ページに、各都道府県が2つ。
有名な山脈河川や特産物、有名施設などが掲載されています。
有名な農業や産業がイラストで表示されているので、これも魅力的。
基本データの欄に、人口や面積、県庁所在地。
なんでもランキングの欄に、生産量の多い農作物や産業物などの羅列。
ゆかりの人物の欄に、その地での有名人物。
県名の下には、さくっとその都道府県を説明しています。
例えば岩手県なら
広い土地を生かして農業や酪農がさかんです。
また、三陸海岸の沖は日本海流(黒潮)と千島海流(親潮)がぶつかり海産資源が豊富です。
歴史的な建物も多く残されています。
「歴史的な建物ってなんだ?」というと、下に写真付きで紹介されているわけですね。
ご当地グルメも写真付きです。食べたい。
受検生として一つ惜しむべきところは、有名な合戦場などのマーキングはされていないというとこ。
これがあれば、一冊で網羅できていたかもしれません。
教養分野の社会は読み物でまかなうのがうちの子にはいいのかも
「教養分野なんてねぇよ」という話ですが、小学校の社会はもはや大人の教養となる分野でもありますしね。
まあいいじゃん。
これはわが家の志望校のものではありませんが、以前某中学校の過去問でこのような問題を見たことがありました。
○○県のキャッチコピーを、有名な名産物などを2つ以上使って作れ。
ただし○○(もっとも代表的な名産物)は除く。
これを見たとき、典型的な国立中学の問題だなぁと思って印象に残ってたんですよね。
その都道府県の生産量や漁獲量が多いものを2つ以上知っているうえで、うまく文章にまとめなきゃいけないっていう。
しかも出題された「○○県」は、その国立中学がある地域ではなかったんですよね。
ゴリゴリと暗記すればいいのかもしれませんが、うちの子にそれは無理な気がする。
だってもうすでに「興味がない」と断言してますしね。
それなら、るるぶを見ながら「ここに行きたいねー」という欲望とセットにして記憶するほうがいいのかなと。
ご当地グルメの一つでも頭の隅に残っていれば、もしかしたら得することもあるかもしれません。
とか言って、まったく出題されないかもしれないですけど。
社会の暗記には五感を使うといいらしい。私にできる応用は?
6年生で必ず成績の上がる学び方という本で、「ヴァーノン・マグネセンの記憶の研究」というのが紹介されています。
ざっくり言うと、「五感を使って覚えると長期記憶になるよ」というやつ。
「読むだけ」→「聞くだけ」→「見ただけ」→「話しただけ」→「行動しただけ」→「すべて」
の順で記憶の定着率が上がっていくのだそうです。
黙読するだけでは20%だった記憶に残る割合が、聞くと30%に。見ると40%になります。
身体動作を伴うと実に60%まで数値があがります。
タイプにもよりますが「書くと覚えられる」というのは、身体動作が伴っているからなんでしょうね、きっと。
わが家でも何かできないかと思った苦肉の策が、YouTubeの利用。
るるぶは寝る前のお布団の中で一緒に見るっていうパターンなんですが、「これ何?」「すごいね」という反応のものはスマホでチェック。
時間があるときに、その動画や写真を見せたりしています。
YouTube様。本当に神アイテムをありがとう。
動画を見ることで他の知識と紐づけられることも多く、
「しらさぎ城ってそんなに白くなくない?」→動画視聴
「世界遺産!」「国宝5城の一つ!」「他のは?」→動画視聴
ループに陥ることもあるのでやめどころが難しいですが、今のところ、るるぶきっかけで知ることも多いです。
入試まであと少し、最後の紐づけをしていけたらなと思うのである。
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