【国立中学受検記】地元公立中説明会に行く。不合格時のリアルシミュレーション

国立中学受検コラム

国立中学受検を目指しているわが家、地元公立中学校の説明会に行ってきました。

もちろん子ども自身は地元公立中に行くつもりではないし、私だって合格をそこそこ期待してる。

とはいえ、それはそれ。

不合格時は地元公立中に行くことになるので、ちゃんと説明会は参加するの巻。

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク

地元公立中の説明会で思う不合格時のシミュレーション

国立中学を目指している家庭でも、地域によっては2校、3校と受検できる場合もありますよね。

特に都心部だったら、「子どもの学力に合わせた志望校の決定」というのができるのではないかと思います。

 

しかしそんな素敵な環境は、日本国内のほんの一部。

わが家のような田舎暮らしの身だと、そもそも受検する学校が限られてしまいます。

頭が良かろうと普通だろうと、国立志望ならみんなが同じところにガサッと集まってきちゃうわけですね。

授業料がかからないという性質柄、そして比較的教育熱心であるという土地柄、当然倍率は非常に高いです。

 

男女合わせて数百人が受検して、合格者は100人にも満たないというリアルな数字を考えると、「受かるわけないじゃん」というネガティブな気持ちもむくむくと。

願書をとりに行ったとき大行列ができてたわけですが、「この中で受かるのは数人か」と思うと、とてもわが子が入れるようには思わなかったり。

特にわが家は通知表が良くなかったので、ネガな気持ちが膨らんでいます。

 

調査書重視の国立中受検で通知表が最悪!挽回にはどれだけ点数が必要?【悲報】
国立中学校しかり中高一貫校しかり、調査書の点数がけっこう重要だと言われています。 国立中学校に関しては配点を公開していない場合もありますが、公立中高一貫校は公開されてますよね。 通知表が良ければ別にいいんですけど、悪かった場合は...

 

親のメンタルやばいですね。いかれてる。

 

まあでも、落ちる子のほうが多い学校なので、不合格だったときのこともリアルに考えておかないといけません。

というよりも、ダメだったときに子どもの気持ちが下に向いてしまわないように、公立中学校の良いところをたくさん見つけなければと思ったんですよね。

そしてそれはもちろん、私自身のためでもあります。

 

おそらくですね、きちんと考えている家庭だったらさ。

私立中学対策も並行してするものだと思うんですよ。

こういう倍率がものすごく高くて、合格基準があいまいな中学を受けるときはね。

でもわが家はそれをしなかったので。

恐ろしすぎる一発勝負、真剣に考えなければいけないのは、不合格のときの子どものメンタルだなと、いまさら思う。

 

不合格→地元の公立中に行っても無駄にはならないと信じる

自分の子どもが行くかもしれない地元公立中に初めて足を踏み入れ、初めて先生から話を聞きました。

 

もともと教育水準の高い地域の中学校だし、荒れている雰囲気はまったくありません。

下校中の中学生を何人も見たけど、みんなすごく良い子ばかりという印象。

先生も柔和で面倒見が良さそう。

 

でもさ、でも。

先生と話したことさえないけど、学校内に入ったこともないけど、「あの国立中のほうがいい」と思ってしまうのはなぜだろう。

親のエゴか見栄か、はたまた意地か。

 

どこの中学校に入っても、子どもの将来が決定されるわけがないし、能力値に大きく影響するわけではないはず。

中学受検をしたかしなかったかが、10年後の未来に差をつけるなんて、あったとしても誤差。

そう分かっていてもなお、「誰もが入れる公立中よりも受検して入る国立中」を上に見てしまうのはなぜだろう。

ダメだな、私もいかれてる。

 

ただ一つ、確信を持てたこともあって、それは「今の勉強は無駄にはならないだろう」ということ。

 

説明会のときに、「この中学校は学力が非常に高い」と主旨のことを言ってたんですね。

だから小学校のうちから、机に向かう習慣をしっかりとつけておいたほうがいいと。

 

国立中学志望の子たちはみんな、小学校の学習要領内の勉強を反復練習しています。

何度も何度も見飽きるくらいに、苦手の穴を消そうと必死になります。

こうやってがんばったことは、不合格になってもきっと、中一の最初の定期テストの結果であらわれるはず。

そしてそのときに、合格発表のときに味わうことのできなかった「報われる」という経験ができるのではないか。

 

てかまぁ、そう思わないとやってられないよねって話でもある。

 

子どものために良いのは学力で抜粋された世界か否か

しかし最近思うことがあります。

 

わが家が住む地域の「中学受験層」というのは何パターンかあるんですが

・純粋に学力レベルが高い子

・公立中学の内申評価を避けたい子

・公立中学自体を避けたい子

 

国立中学受検層はこれ以外にも

・転勤族(国立間での転校を見据えて)

・公立中学の内申評価は避けたいが私立の授業料は払いたくない

・子どもの学力は高いが私立の学費は払いたくない

・記念受検

などなど。

 

国立中学志望の子は、やはり品行方正な出木杉君&しずかちゃんタイプが多いんですよね。

そして受かるのもそういうタイプなんでしょう。

 

子ども全体を学力分布図に並べたとして、その中から品行方正な子だけを抽出して、学力が上のほうからガッサリと掬い取ったのが、国立中学生の分布になるんじゃないかと思います。

この傾向は私立もですよね。

中堅校には、だいたいそのくらいの偏差値の子が集まっているから、上の子も下の子もいないみたいな。

 

逆に公立中学校は、極端に上の子から極端に下の子まで広く分布しています。

いわゆる「宇宙人並みに地頭がいい」という子も、各公立中に一人くらいはいますしね。

 

国立中に行くということは、同じくらいの学力、同じような善悪判断、同じような生活態度の子が集まるということなんでしょう。

もちろんその中で突出する子もいれば、堕落してしまう子もいるのだろうけど。

 

下剋上が可能な世界でもまれるのを良しとするか、塀に守られた中で学んでゆくのか。

そんな大げさじゃないか。

 

本当に良いのはどっちだろうと、うちの子に合っているのはどっちなんだろうと、今更思う10月。

これはですね、結果次第で変わりそうですね、私。

 

きっと、不合格だったら「この子は荒波にもまれながら頑張るのが良かったんだ」って言う。

合格したら「守られながらでもたくましくがんばる子だから」って言う。

これも、私が張った予防線の一つ。

 

と、こうやってウダウダ考えているくらいなら、資料の一つくらいまとめておけよって話。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました